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アンダークラスの提唱者である橋本健二教授の分析や、人口動態統計(国立社会保障・人口問題研究所の将来推計)を照らし合わせると、高齢アンダークラスは今後「拡大」から「質の変化(深刻化)」*の局面へ向かうと予想されます。
2030年〜2050年:高齢アンダークラスの推移予測
2030年:量的拡大のピーク(ロスジェネ高齢化の始まり) 状況: 就職氷河期世代(ロスジェネ世代)の最年長層が60代に突入します。 特徴: アンダークラスの中で最も人口ボリュームが大きい「中年層」が、そのまま「高齢層」へとスライドし始めます。
予測: 高齢アンダークラスの人数は、現在の約200〜250万人から300万人規模へ拡大。非正規雇用のまま定年を迎える人が増え、年金未加入や低額受給が社会問題として表面化します。
2040年:質的深刻化のピーク(「2040年問題」との連動)
状況: ロスジェネ世代の多くが65歳以上の高齢者となり、団塊ジュニア世代も完全に高齢化します。 特徴: 親の世代(団塊世代)が亡くなり、これまでの「親の年金や資産に頼って生活していたアンダークラス」が、その支えを失います。 予測: 単身(独居)の高齢アンダークラスが激増します。
生活保護受給者が急増し、自治体の財政を圧迫するリスクが高まります。この時期、高齢アンダークラスは全体の約4割〜5割に達する可能性があります。
2050年:固定化された「超階級社会」 状況: 日本の総人口が1億人を大きく割り込む中、高齢者の割合が最大級になります。 特徴: 若い頃から一度も正社員になれず、資産形成もできなかった「一生アンダークラス」だった人々が、80代以上の後期高齢者層となります。